現在日本では多くのクレジットカードが発行されていて、高校生以外であれば18歳から持てるものも多いです。
 

実際、JCBの調査によるとクレジットカードの保有率は84.2%になっていて、たくさんの人が使っているのがわかります。
 

これだけ普及率の高いクレジットカードですが、見えないところでお金のやり取りをするのがなんとなく不安で、カードの申し込みに踏み込めない人もいるのではないでしょうか?
 

80%を超える人がカードを持っていることからわかるように、基本的な注意点さえ知っていれば初めてでも安全に使っていけますよ。
 

ここではクレジットカードに関する注意点を申し込みから海外での利用まで順に解説していきます。
 

1.初めてクレジットカードを作成する時の注意点とは?

 

クレジットカード初心者の方が陥りやすいポイントをまとめてみました。

①正確に申し込み書類を書かないと審査に影響する!

 

クレジットカードに申し込む時、住所や年齢を申込書に記入する必要があります。
 

多くの細かい情報を入力するので、「申込書の内容に沿って審査されるんでしょ?」と思っている人も多いかもしれません。
 

もちろん申込書の内容は確認されているのですが、それだけをもとに審査されているわけではないです。
 

・個人情報は機関でチェックされている?

 

カード会社は個人信用情報機関に加盟していて、申し込みがあった人の情報を確認します。
 

今までのローンの支払い履歴などが登録されているので、その人が信用できるかどうか判断できる仕組みです。
 

過去に携帯料金などの支払いを滞納したことがなければ問題はないのですが、取り扱う内容には生年月日や勤務先などの情報まで含まれています。
 

個人信用情報機関の一つであるJICCでは、
 

▼本人を特定するための情報
氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、勤務先、
勤務先電話番号、運転免許証等の記号番号等

 

といった情報が記録されているので、申込書の中身と登録されている情報が大きく違う場合には警戒されてしまう点は覚えておいてくださいね。
 

特に収入が低い学生や主婦の中には年収をごまかして申し込む人がいるのですが、カード会社はすべて把握しています。
 

若いうちからカードを使ってもらいたい会社は多いので、学生の方の場合クレジットカードは割と作りやすいかもしれません。
 

主婦に関しては世帯主の信用情報に基づいて審査されるので、本人の年収はあまり関係ないと言えます。
 

審査に確実に受かるには、虚偽の情報は書かず申込書を正直に記入することがポイントです。

②連続して複数のカード会社に申し込むのは控えて!

 

「このカードが受からなかった時のために、他のカードも同時に申し込んでおこう。」
 

と気になっているカード全てに申し込んでしまう人も中にはいると思います。
 

保険をかけておきたい気持ちはわかりますが、あまりたくさんのカード会社に申し込むと審査に落ちる危険性があるので気をつけてください。
 

審査に使われる個人信用情報機関には、カードの申し込み履歴や発行履歴も記録されているため、何枚も同時に申し込んでしまうとキャッシングや限度額いっぱいまで使って自己破産するおそれがあると判断されてしまいます。
 

審査の結果が出てから次のカードに申し込むと、そんな危険を避けやすいです。
 

複数のクレジットカードを使い分けている人もいますが、すでにカードを持っている人も対象外ではありません。
 

それぞれ異なる魅力があるのもわかりますが、カードは3枚までに絞ったほうが安心して審査を進めていけますよ。

2.使い方について知っておきたい注意事項は何があるの?

 

不正利用されないための対策や分割払いで必要な手数料など、押さえておくべき点は意外と多いです。

①暗証番号の扱いが雑だと不正利用される場合も!

 

サインの記入か暗証番号の入力だけでお買い物できるのがクレジットカードの大きな魅力の一つです。
 

仕組みが簡単であるがゆえに、暗証番号さえわかれば誰でもお買い物ができてしまうので、不正利用を狙われることもゼロではありません。
 

クレジットカードは不正利用による被害を補償してくれるものが多いですが、暗証番号の流出による不正利用に関しては対象外になりやすく、注意が必要です。
 

三井住友VISAカードのホームページには、
 

暗証番号を守るために…

その1.第三者に類推されやすい番号を使わない。

1.ご自分の生年月日を組み合わせた数字
2.ご自宅・携帯・ご勤務先の電話番号を組み合わせた数字
3.ご住所の番地を組み合わせた数字
4.4桁の同じ数字(1111、7777など)
5.携帯電話と設定が同じ
6.車のナンバーを組み合わせた数字

上記、6項目に当てはまる方はすぐに変更してください。

 

と書かれています。
 

それ以外にも
 

  • その2.第三者に教えない。
  • その3.暗証番号をメモしたものと一緒に持ち歩かない。カードに書き込まない。
  •  

    という項目があり、この注意事項を守っていないと不正利用されても被害額が補償してもらえません
     

    暗証番号を普段から丁寧に扱っておくことが、自分の身を守ることにつながりますね。
     

    カード裏面のサインも不正利用防止に役立ちます。
     

    サインが記入されていなくてもお買い物できてしまうお店もありますが、手元に届いてすぐ真似されにくいサインを記入しておくといいかもしれません。

    ②リボ払いや分割払いでは手数料が必要!

     

    その場に現金がなくてもお買い物ができ、後々請求が来て支払うという仕組みをよく考えてみると、クレジットカードの支払いは短期の借金であることがわかります。
     

    基本的に借金には利息が付き借りた額より多くお金を支払うものですが、クレジットカードの場合必ずしも利息がかかるというわけではありません。
     

    ポイントや割引のお得さを売りにして利用者を増やしたいと思っているカード会社が、毎月利息を取っていては意味がなくなってしまいますよね。
     

    利便性を考慮して、
     

  • 一括払い
  • 2回払い
  • ボーナス1回払い

  •  

    の3つは無料で利用できるカードがほとんどですが、それ以外の分割払いでは手数料という形で利息を払う必要があります。
     

    先延ばしにする金額や払い終わるまでの期間によって想像以上の手数料を払わなければいけない場合もあるので、できるだけ一括払いを心がけ、大きな出費もボーナス1回払いで済ませるようにすることが大切です。
     

    特にリボ払いは手数料がかかりやすいシステムなのですが、カードによってはリボ払い専用のものなどもあるので注意してください。

    ③ふるさと納税をする時は締め切り期限と決算日に気をつけて!

     

    近年話題になり知名度が上がったふるさと納税ですが、好きな地域を選んで応援できる上、お礼の品が受け取れることでとても人気になりました。
     

    税金の控除が一番の目的となる制度なのですが、クレジットカードで支払う場合は決算の仕組みを理解しておく必要があります。
     

    ふるさと納税に限らず、期限のある支払いに共通する注意点なので覚えておいて損はないですよ。

    ・入金まで時間がかかる?

     

    お店でカードを使って決算をするとカード会社に請求が届くのですが、お店によってはカード会社にまとめて請求することがあります。
     

    決算から請求にかかる時間はお店によって違うのですが、長いと一週間や一ヶ月ほど時間が空く場合も珍しくありません。
     

    カードで決算をすれば、すぐお店にお金が支払われると思っていた人も多いのではないでしょうか?
     

    ふるさと納税の場合も例外ではなく、カードで決算してから自治体に入金されるまでに時間がかかる場合があります。
     

    12月あたりの期限までに寄付をすれば基本的にその年の確定申告の対象になるのですが、決算した日ではなく自治体へ入金された日が受領日とされることがあるので、締め切りの期限と事務手続きにかかる時間に気をつけてください。
     

    ギリギリだけど間に合うかどうか分からない、と思うような決算は避けて余裕を持って手続きをしていきたいですね。

    3.海外利用で注意すべき点は国内とは違うの?

     

    日本でクレジットカードを利用する人はとても多いため、国内利用についての注意点はよく耳にする機会も多いと思います。
     

    国内だけでカードを使う場合は良いのですが、もしも海外旅行に行く予定があるなら、日本とは違う支払いの基本や海外旅行傷害保険についても知っておくことが重要です。

    ①為替レートによって請求される金額が変わる!

     

    日本でお買い物をした場合は日本円での支払いになり、特別な費用はかかりません。
     

    一方で海外でのカード払いは、現地の通貨で支払うことになるため手数料がかかってしまいます。
     

    海外旅行に行く時には円を旅行先の通貨に両替しておきますが、その時にかかる手数料と同じようにカード払いでも手数料は必要になるのです。
     

    カード会社にはそれぞれで異なる為替レートがあり、お買い物をした後決算センターに情報が届いた時点で円に換算されて請求額が決まります。
     

    手数料は為替レートに上乗せされているので請求書には詳しく記載されませんが、国際ブランドやカード会社によってレートが変わってくるので、海外でよく買い物する人はカードを選ぶときに確認してみてはどうでしょうか?

    ②キャッシング利用後はなるべく早く返済を!

     

    海外旅行で多額の現金を持ち歩かないのが鉄則とされているのは、スリなどの被害にあった時戻ってこない確率がとても高いからです。
     

    「現金を持ち歩くのは不安だから、カード払いをよく利用しているわ!」
     

    という人も多いのですが、短期の旅行であればキャッシングがとても便利で手数料が安く抑えられる場合もあります。
     

    海外のATMを使って現地の通貨を引き出せるので、必要な時に必要な分だけ引き出せば多額の現金を持ち歩かなくて済みますよ。
     

    JCBに掲載されている手数料の計算方法は
     

    ご利用金額(換算後の日本円)×融資利率(年利)×ご利用日数(※)÷365日(うるう年は366日)
    ※ご利用の翌日からお支払日までの日数。
    10日が金融機関休業日の場合は、実際のお支払い日までの日数

     

    となっているので、返済に時間がかかるほど利用日数が増え手数料がかかることだけ覚えておいてください。
     

    カードによってはいつもの支払い日を待たずに、振り込みなどで早めに返済できるものもあるので、出来るだけ早めに返済して手数料を安く済ませたいですね。

    ③付帯されている海外旅行保険を確認しておくと安心!

     

    「旅行先は医療費が高いみたいだから、何かあったら不安だわ…。」
     

    と思ったことがある人もいると思います。
     

    そんな時に安心できるサービスが、海外旅行傷害保険です。
     

    海外で病気になってしまった時などに補償してもらえる保険で、年会費無料のクレジットカードにもこの保険がついているものがあります。
     

    補償額はカードによって違い、年会費がかかるカードの方が手厚い補償を受けられる傾向があるので、充実した保険を目当てにランクの高いカードを持っている人も少なくありません。
     

    海外旅行傷害保険には、持っているだけで補償される自動付帯のカードと、条件を満たす必要がある利用付帯の2種類あります。
     

    カード会社によって求められる項目は違いますが、利用付帯のカードでは旅行前に旅行に関する支払いをそのカードで行っていることが条件です。
     

    利用付帯だと知らなくて高額な医療費を支払わなきゃいけないといった事態を避けるためにも自分のカードの保険はよく確認しておいてくださいね。
     

    補償内容によっては複数のクレジットカードの補償を合わせて受けられるので、補償金額に不安があるならカードを複数持って旅行に行くと安心です。
     

    仕組みや注意点をよく理解して使うことが大切!

     

    多くの人がカードを利用していることから分かるように、クレジットカードは正しく扱っていれば安心して利用できるものです。
     

    不正利用などの危険がまったく無いわけではありませんが、暗証番号とカードを丁寧に扱っていれば被害額が補償される制度も用意されています。
     

    海外での利用は日本で利用する時とは違うところが多く、キャッシング枠や海外旅行傷害保険など、自分のカードはどこまでカバーしているのか一度チェックしてみてはどうでしょうか?
     

    カードによっては旅行先で困った時に便利なサービスが使えるものもあります。
     

    クレジットカードの仕組みはお金のやり取りに関わることなので、よく理解した上で使っていきたいですね。