クレジットカードは無料で持てるだけでなく、ポイントが貯まってお得にお買い物ができる便利なものですが、利用者にしか利益がないわけではありません。
 

すでにクレジットカードを利用している人でも、全員が仕組みを詳しく理解しているわけではないはずですし、カードを提示するだけで支払いができるのを疑問に思いながらお買い物をしている人もいると思います。
 

仕組みが分からないまま決算することに不安を感じる方も多いのではないでしょうか?
 

お得で便利なものが一切無料で持てるとなると、つい怪しいと考えてしまうものですが、ちゃんと仕組みを理解すれば安心して使えるようになりますよ。
 

ここではクレジットカードの詳しい仕組みと利益を、申し込みから決算に関わるそれぞれの動きまで含めて詳しく解説していきます。
 

1.カード決算はどうやって成り立っている?

 

簡単に決算できる仕組み作りにはさまざまな企業が関わっていることから、クレジットカードの仕組みは企業の役割を知らずに理解することはできません
 

同じ役割を持つ企業の中にも違いがあるので、

自分に合ったカードを選びやすくするためにも仕組みを理解しておきたいところです。
 

①いろんな特徴がある国際ブランドが決算システムを提供している!

 

カードを作る時には必ず国際ブランドを決める必要があります。
 

クレジットカードの多くは、
 

  • VISA
  • JCB
  • マスターカード
  •  

    の中から選べるカードがほとんどですが、「聞いたことはあるけどいったい何者なの?」と疑問に思いながらとりあえず選ぶ人も少なくありません。
     

    どれを選んでも問題なく使えるので細かい違いについては分かりませんよね。
     

    国際ブランドとはクレジットカードの決算システムを提供している会社の中でも、国際的に通用するものを指します。
     

    利便性重視で加盟店が多いVISAとマスターカードは2大ブランドと呼ばれ、特にVISAは加盟店数No.1を誇っているほどです。
     

    そこにサービスを重視した
     

  • JCB
  • American Express
  • Diners Club
  •  

    を足した5大ブランドがメジャーなものになります。
     

    JCBだけは日本の会社なのですが、その特徴を生かしたサービスを用意しているので海外旅行によく行く日本人に人気ですよ。
     

    アメックスとダイナースは他の三社よりも富裕層に向けたブランドで、レベルの高いサービスが用意されている代わりに年会費がかかります。

    ②発行会社のおかげでクレジットカードが持ちやすい!

     

    カードの決算システムは国際ブランドが提供していますが、

    VISAとマスターカードは直接クレジットカードを発行していません。
     

    「決算システムだけあっても、カードを発行してないなら使えないんじゃないの?」
     

    と思うかもしれませんが、システムを持っていなくてもクレジットカードを発行したい企業はたくさんあります。
     

    そんな企業が国際ブランドの決算システムを借りてカードを発行しているので、カード発行会社と呼ばれているのです。

    ・プロパーカードと提携カードの違いは?

     

    国際ブランドの中にはカードの発行まで行っているところもあり、国際ブランドが発行するカードは「プロパーカード」、それ以外の企業が発行しているカードは「提携カード」と呼んで区別することが一般的です。
     

    プロパーカードは提携カードに比べ、審査が厳しくステータス性が高いと言われますが、提携カードは顧客の囲い込みのためにお得な特典やサービスを独自に付与しています。
     

    お得さを求めてカードを作るなら、よく利用するお店が発行している提携カードから選ぶのがいいですよ。

    ③便利なカードであるには加盟店数が重要!

     

    カードを使ってお買い物をするには、お店でカード払いできなければいけません。
     

    カード会社に加盟するとカード払いに対応できるようになり、そういったお店を加盟店と呼びます。
     

    複数の国際ブランドが使えるお店も多く、日本では
     

  • VISA
  • JCB
  • マスターカード
  •  

    に対応しているお店が多いです。
     

    「せっかくならアメックスやダイナースも使えればいいのに。」
     

    と思う方もいるのではないでしょうか?
     

    カード払いの売り上げの一部は手数料としてカード会社に支払わなければいけません。
     

    国際ブランドごとに手数料率が違うのですが、アメックスやダイナースは高めに設定されていることから導入していないお店が多いんですね。
     

    利便性を重視していて海外にも加盟店が多いVISAとマスターカードは、全国的に人気が高いです。

    2.申し込みやカード決算で起こっていることとは?

     

    クレジットカードを申し込む
      ↓
    カードが届く
      ↓
    お店に渡す

     

    という一見スムーズにみえるこの流れの中では、カードの発行会社と加盟店との間で実にいろいろなことが行われています。
     

    カード払いの便利さの裏側で何が起こっているのか、実態を調査してみました。

    ①審査で限度額を決めて本人確認ができると使えるようになる!

     

    プロパーカードを作る場合は国際ブランドに、提携カードを作る場合はその企業にカードの申し込みをします。
     

    申し込み内容に沿って審査が行われるのですが、それぞれで審査の基準が違うため
     

    「他のカードは審査に通ったのに、ここのカードは作れなかった!」
     

    ということも珍しくありません。
     

    申し込み内容だけでなく個人信用情報があればそれも審査の対象になります。
     

    ローンの返済履歴や携帯代の支払い履歴なども載っているので、個人信用情報は誰にでもあるものと思っておいてくださいね。

    ・個人信用情報はごまかせない?

     

    今まで支払いを滞らせたことがなければ特に心配する必要はありませんが、生年月日や勤務先も掲載されているため申込書をごまかすと審査に落ちやすくなる点は注意が必要です。
     

    申し込み内容や個人信用情報には点数がつけられ、企業ごとに決められた基準を満たしていればクレジットカードが発行されます。
     

    発行されたカードは家に郵送されてきますが、受け取るとき本人確認ができる書類を求められるので先に用意しておくと安心ですよ。

    ②決算処理に関わる加盟店と発行会社の動き

     

    利用者がカードで決算すると何が起こるのか、気になったまま使っている人もいるかもしれません。
     

    クレジットカードはさまざまな信用で成り立っていて、カード払いは加盟店にとっていわゆるツケと同じ状況になり、決められた日までお金が入らないのが一般的です。
     

    初めて会ったお客さんにツケ払いを許すお店はありませんよね。
     

    そこで発行会社が仲介し、利用者から払われた代金をまとめて加盟店に払っているというわけです。
     

    発行会社は利用者を信用してカードを発行し、加盟店は発行会社を信用して利用者にカード払いを提供していることになります。
     

    もし利用者が支払いの遅延などを起こすと、

    個人信用情報機関というところに記録が残ってしまうので気を付けてください

    3.それぞれの企業や利用者に利益があるからシェアが広がった!

     

    クレジットカードは元々現金の信用度が低いことをきっかけに生まれました。
     

    日本は偽札を疑われる機会がほとんどないように、他国に比べて現金の信用度が高い国です。
     

    そんな日本でもここまで普及したのは、それぞれのカードに関わる企業や所有者に利益があるからなんですよ。

    ①発行会社は利用者や加盟店から手数料が得られる!

     

    カードを発行する会社は、利用者から支払われる手数料で利益を得ています。
     

    利用者が支払う手数料には
     

  • 年会費
  • 分割払いの利息
  • 海外でお買い物をした時の為替手数料
  •  

    などがありますが、もちろん手数料を全くかけずに持てるカードもあります。
     

    利用者への手数料は充実したサービスにかかるものばかりなので、便利さを求めるほど発行会社に払う金額が増える仕組みになっているんですね。
     

    加盟店も手数料を負担していて、カード払いで得られた売り上げは発行会社に一部を引かれてから支払われます。

    ②加盟店では顧客の獲得や利用額の増加が狙える!

     

    カード会社に手数料を払わなければいけない加盟店にはメリットがないように思えますが、クレジットカードが普及した現在では現金でお買い物をしたがらない人が増えているのも事実です。
     

    そういった人からの売り上げを逃さないことも十分利益に繋がりますし、クレジットカードの利用者はお財布を気にしなくてすむので購入額が自然と増えていきます。
     

    売り上げを伸ばすために客単価をどう増やそうか悩んでいるお店はとても多く、手数料以上に売り上げが増えそうだと判断したお店がどんどんカード払いを導入していく例も少なくありません。

    ③利用者に嬉しいポイント還元と便利なシステム!

     

    カード利用者にとっての一一番の利益は、何と言ってもポイントサービスです。
     

    普段と同じようにお買い物をしていても、現金で支払うのとカードで支払うのでは還元率が大きく違ってきます。
     

    「ポイントを目当てにクレジットカードを作ったわ!」
     

    なんて人も多く、これを機にスムーズな支払いの魅力に気付くこともあります。
     

    クレジットカードはさまざまな特典がついているものや便利なサービスが使えるものがほとんどなので、カードをよく調べておくと自分にとってベストな一枚が作れますよ。
     

    クレジットカードの仕組みやそれぞれの利益を知っていれば安心して利用できる!

     

    提示するだけで支払いができるクレジットカードには、国際ブランドの決算システムやカードの発行と運営を担当する発行会社の存在が不可欠です。
     

    加盟店がたくさんあることによって、

    利用者の便利なお買い物が成り立っていると言っても過言ではありません。
     

    クレジットカードが成り立つ仕組みや、申し込みからカードでお買い物をした時までの流れを知ることで自分に合ったカードが作りやすくなります。
     

    カードを利用する時の注意点として、支払いの遅延を起こすと個人信用情報機関に記録が残ってしまうことを覚えておいてくださいね。
     

    「タダより怖いものはない」と思っていた人も、カードに関わるそれぞれの利益を押さえたうえで一度作ってみてはどうでしょうか?